元偏差値40

誰のためでもない自分のためだけの記録

【勤労の義務】は奴隷制度

 

本当に不幸な時代に生まれてしまったものだ。

 

どんな仕事、アルバイト、企業でも「がんばること、周りに合わせること、常に成長し続けること、絶対にミスをしないこと、なんでも言うことを聞くこと」を「非常に低い賃金」で求められる。

 

これは一概に使用者が悪いとも言えない。この国の老人があまりにも長生きをしすぎるせいで、国の中枢に関わる国家公務員どもが余りにも汚れているせいで、私たちの税金、社会保険料が不当に高いせいである。

 

使用する側も精一杯お金を払っているだろう、その精一杯の賃金から、ただ生きるために多くを搾取される。

 

100円マックや300円の牛丼で生活をつなぐ人たちが大勢いるのである。

 

嫌なら努力しろ、嫌なら頑張れよ、自分を変えたいなら甘えずに結果出せよ。

 

そんな声が、聴こえてくる。

 

やり直しが厳しいこの国で、未経験者は何もさせてもらえないこの国で、調和を求めるくせに切り捨てる時は非常に残酷な人間が多いこの国で、何ができるのか。

 

一握りの成功者は、まるで誰にでも当てはまる普遍の真理かのごとく、成功体験を美化し、我々を扇動する。

 

その裏では多くの敗北者、底辺が地を這いながら生きるのに必死である。

 

何をするにもお金がかかる。低い賃金から搾り取られる。

 

何かを頑張るにも必ず批判が伴う、個性を磨けと叱るくせに協調性のない人間は排他される。

 

満員電車、上下関係、自己研鑽、キャリア設計、努力、努力、努力、結果結果結果結果結果結果……。

 

何もかも狂ってしまったこの国で、ITの発達により上流階層が可視化された現代で、精神を楽にする唯一の方法。

 

その答えとして、「自死」を選ぶ人間が多いことに納得である。

 

私がこの苦しみから解放されるには、「死ぬ」しかないのだから…。